第9回エステティックグランプリの大会報告をご紹介しております。
第9回大会総括 (4代目理事長 三谷愛)
第9回エステティックグランプリ総括・・・大会テーマ「飛躍」
本日は、お忙しい中、エステティックグランプリにご来場いただき、誠にありがとうございます。
エステティックグランプリの理念にご賛同いただきエントリーしてくださった657のエントリーサロンのみなさま、
心に響くプレゼンテーションをして下さった代表3サロンのみなさま、
素晴らしい技術を披露してくださった代表エステティシャンの皆さま、
たくさんの学びを提供してくださった先生方、
日頃から多大なるご支援を頂いているサポーター企業の皆さま、
そして、エステティックグランプリに関わってくださった全ての皆様に、
本日、第9回大会を無事に開催することができましたこと、
理事・実行委員を代表いたしまして心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
私はエステティックグランプリに出会い、人生が変わった一人です。9年前、エステティックグランプリが発足した当初、経営者として駆け出しで、全くといっていいほど、外の世界に触れず、自社のことだけを考えていました。
経営者として未熟ながらもスタッフにどうしたらこのエステティシャンという仕事に夢と誇りを感じてもらえるのか、自分なりに必死でした。
そんな中で出会い、自身も自社も成長させてくれたのがエステティックグランプリでした。そんな大切なエステティックグランプリが今後10年、20年と永続していくためにも、エステティックグランプリとしてなにか大きな変化を決断することも必要だと感じてきました。
そこで、前期からビジョン会議や理事会で議論を重ね、時には意見が喰い違い、思いをぶつけ合いながらも、「エステティックグランプリらしさ」「大切にしていること」「未来のために何が必要なのか」
そして、「この業界に対して担うべきことは何なのか」を、何度も何度も話し合ってきました。
そこで「これからの未来のために変化させる一歩を踏み出そう」と、
今期のテーマを「飛躍」と掲げさせていただきました。
そして、2つの大きな改革を行いました。
一つ目は、エステティックグランプリが大切にしている「顧客満足」をサロンの「業績向上」に繋げるための改革です。
エントリーしたものの、サロンの業績向上に繋げられていないというお声を多く頂いていました。
そこで、モデルサロン部門において昨年から、学びと取り組みを重視した選考に変革をし、顧客満足度の高いプレゼンサロン様の取り組みをより多くの方にシェアしていただきました。
また、昨年より引き続き、エステティックグランプリが最も力を入れているモニター調査を、サロンの業績にリアルに繋げる「業績向上勉強会」を全国7支部で開催いたしました。すぐに結果が出る取り組みではないかもしれませんが、これを地道に継続していくことで、サロン様の業績向上に貢献できると信じています。「共に学び、共に成長し、共に輝く」の理念の実践と深堀が業界発展の飛躍に繋がると考えております。
二つ目の大きな改革は、新たにボディ結果出し部門を新設した事です。
現在、日本のエステティックサロンは、痩身メニューを取り扱うサロンが非常に多く存在します。かねてからボディ部門のコンテストを開催して欲しいというお声を多くいただいていました。
エステティックグランプリはグランプリを決めることが全てではなく、グランプリを目指す過程の中でエステティシャンが成長することにとても意義を置いています。
フェイシャル技術部門と同様、ボディの分野でもエステティシャンが成長できるステージを作りたいと思い、ボディ結果出し部門を新設しました。
初めてのボディ結果出し部門でしたが、嬉しいことにサロンに通うお客様からも「これを機に私も本気で挑戦する」と、お客様にとっても大きなきっかけになったという声を多くいただきました。
エステティシャンは、お医者様のように病気を治すことはできないけれど、お客様に寄り添い日常の健康や美容をサポートすることができます。
医療に頼らない健康のあり方が模索されている中で、ボディ結果出し部門の取り組みは、今後より多くの人の美と健康に貢献し、全国のエステティックサロンが飛躍するきっかけに繋がればと考えています。
エステティック業界は現場で頑張っているエステティシャン一人一人が主役です。
業界を明るい未来へと飛躍させ、
エステティックで日本を美しくするのは、
ここにいる私たちです。
時代は平成から令和に変わり、
世の中がどんどん便利な時代になって、人と人の触れ合いが希薄になっていったとしても、人の心に触れ、人を優しくするエステティシャンという職業は、これからの時代に益々必要とされる職業になっていくのではないでしょうか。
エステティシャンという職業を選択し、自分を成長させる事、変革させる事には、不安や葛藤がつきものです。
女性が社会で活躍する事はまだまだ一筋縄にはいきません。
例えくじけそうになったとしても、例えすぐに成果が出なくても、どんなに大きな試練がやってきても、覚悟を決めて挑戦し一歩踏み出した先には、
必ず逃げずに向きあえる自分に出会えるはずです。
これからエステティシャンを目指そうと思った学生さんも、エステティシャンを選んだ事を迷っている人も、まずは目の前の事に覚悟を決め、どうかどうか夢をあきらめないで欲しい、です。
5年後、10年後
エステティシャンになりたい子供たちが日本中に溢れ、
エステティシャンのお母さんが誇らしくて、
エステティックサロンに日本中の女性が通うことが当たり前になる。
そんなエステティック業界になっていることを、私は強く強く願っています。
最後に、本日をもってわたくしは理事長の任期を終え、明日からは5代目理事長となる大杉みどりがバトンを引き継いでくれる事になりました。
私はこの2年、たくさんのたくさんの財産をいただきました。
エステティックに熱い想いを持った人に触れ、
エステティックグランプリに関わり続ける中で、
一番学んだことは、
自分たちが生きる業界は自分たちで良くしていく事!
誰かがなにかを変えてくれるのを待つのではなく、エステティック業界の未来は、自分達で切り開いていく‼
ということでした。
どんなに高い壁が目の前に現れても
どんなに想いが伝わらなくても
そこには、いつも仲間、同志、諸先輩方、スタッフ、家族、
周りを見渡せば大切な人たちがそばに居てくれました。
同じ想いで共に歩んでくれる人がいました。
エステティックグランプリを立ち上げてくれた創業時の先輩方が、全国を駆けずり回り、無我夢中で走り続けていた頃、誰も想像ができなかったかもしれませんが、9年経った今も、その想いは確実に私達の胸に刻まれています。
感謝の想いは言葉では伝えきれないけれど、
エステティックに夢と希望を持たせてくれたエステティックグランプリに、そして、この2年間、未熟な私を支え続けてくれた実行委員の皆様に心から心から感謝しています。
エステティックグランプリは
「エステティックに夢や誇りを持ったエステティシャンが日本を美しくする」という想いを胸に、
10年20年先も現場で頑張っているエステティシャンを輝かし続ける団体であれるよう飛躍し続けていきます。
本日は本当にありがとうございました。
大会参加数
エントリーサロン数 | 657サロン |
---|---|
サポーター企業数 | 60社 |
4月5月開催 エリアファイナル(各地合算) | 約1510人 |
5/23 モデルサロン部門セミファイナル/ボディ結果出し部門最終審査 | 約200人 |
7/1 セミファイナル 来場者数 | 約750人(運営スタッフ含む) |
7/2 グランプリファイナル 来場者数 | 約2500人(運営スタッフ含む) |
概算収支報告
(単位:円)
収入 | 支出 | ||
---|---|---|---|
実行委員会費(183 名) | 3,407,607 円 | モニター調査費 | 7,233,500円 |
エントリー | 12,059,806円 | 広告宣伝費 (広報・印刷・ガイドブック・WEB サイトなど) |
4,798,324円 |
チケット (本大会・エリアファイナル) |
9,729,563円 | 委員会費 | 1,702,366円 |
サポーター協賛 (オフィシャル・エリア協賛・マッチングサービス) |
41,531,000円 | 会議費 (会議室・理事会交通費など) |
5,939,779円 |
勉強会 (参加費・テキスト代など) |
6,732,224円 | 大会イベント費 (本大会・エリアファイナル・会場・演出・設営・備品など) |
25,070,756円 |
その他 | 710,809円 | 勉強会運営費 (会場・講師・備品など) |
9,329,003円 |
運営費 (事務局費・外部委託費・理事活動費・送料・交通費など) |
19,385,757円 | ||
小計 | 74,171,009円 | 小計 | 73,459,485円 |
合計 | 711,524円 |
※余剰金は次回大会へ繰越し