IR情報(収支報告)

第14回大会報告(IR)

第14回エステティックグランプリの大会報告をご紹介しております。

第14回大会総括 (6代目理事長 遠藤 友子)

第14回エステティックグランプリ総括・・・大会テーマ「チェンジ」

本日は、第14回エステティックグランプリ、グランプリファイナルにご来場いただき誠にありがとうございます。

まずは、競技者の皆様。
今日までたくさんの練習を重ね、素晴らしい技術と取組みを披露してくださり、ありがとうございました。

審査員の先生方。
カウンセリングシートの事前審査に始まり、エステティシャンの知識と技術を公平に評価してくださいましたこと、深く感謝申し上げます。

また、日頃から多大なるご支援をいただいているサポーター企業の皆様、学校関係者様、他団体の皆様、本当に多くの方々のお力添えがあり、無事に第14回グランプリファイナルを開催することができました。エステティックグランプリを代表して心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

まず初めに、年始におきた能登半島地震、支援物資と⽀援金のお礼とご報告をさせて頂きます。エスグラでは震災直後から、対策本部を立ち上げ、募金と支援物資を募りました。その結果、全国から貴重なご寄付と、約4万個のスキンケア用品が集まりました。震災直後は、生きるための物資が優先され、すぐのお届けが出来ませんでしたが、3月に入りインフラなどが落ち着いたタイミングで、エスグラ実行委員の有志たちの手によって現地にお届けしました。被災された方たちからは、スキンケア用品が今まさに必要だったと、非常に喜ばれました。ご支援いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。

続いて、本年度のエステティックグランプリの報告をさせて頂きます。第14回大会へは、3部門合わせて延べ1340の皆様にエントリー頂きました。フェイシャル技術部門の予選で行われた知識のオンラインテストには、現役エステティシャンだけでなく、ネイリストや治療家の皆様、化粧品や機器に携わるメーカーの皆様もチャレンジされ、エントリーは、昨対比、130%。ボディ結果出し部門は、男性クラスを新設し、女性は、年齢別にしました。各クラスの総エントリー数は、昨対比145%です。そして、エスグラ発足以来、ずっと行っている顧客満足サロン部門と合わせて、約300ものエントリーが増えました。

このようにエントリーをいただけたのは、すでに活用されている、サロンや、メーカーの皆様のお声がけによるもので、言葉や発信をきっかけに、うちのサロンもチャレンジしてみようと思われたのではないかと思います。又、エステティシャンや、オーナーの皆さまが、今の状況から何かを変えようと思われたからなのかも知れません。

エスグラでは、そんな皆様に、より学びの場を提供すべく、オンライン・リアル共に、勉強会の回数を増やしました。うまくいっているサロンの取り組みや、各業界の専門家、著名な先生方にも講義をしていただき、エステティシャンたちの成長にもつながっています。

エスグラは、エステティシャンに光を与えるために存在しています。エステティシャンという仕事は、これからもっと必要とされていきますし、そうしていかなければなりません。その思いに、最も応えられるのは、ここに集まってくださっているエステティシャンやエントリーしてくださっている皆様だと思っています。

今期のテーマを「チェンジ」としました。エステティシャンに輝いてもらいたい、あなたに輝いてもらいたい、「あなたが主役」になってほしい、そんな思いを込めて「チェンジ」にしました。

今、時代は大きく変わりつつあります。コロナ禍を経た価値観の変化、インバウンドが過去最高を更新し、円安、物価高が進んでいます。変わりゆく時代にあわせて、私たちは、変化と進化をしていかなければなりません。

お客様は、エステティシャンがいなくても、ネットやSNSで美容情報は得られます。しかし、デジタル情報だけでは判断できない事も多いと思います。そして、機械やAIがどれだけ発展しても、お客様の心に寄り添い、支えることは、難しいように思います。お客様がエステティックに求めているものは、情報やテクロノジーではなく、結果を出すための確かな技術や専門的サービス、そして、人の心です。時代が変わっていくからこそ、お客様ひとりひとりに寄り添ったサービスは、今後ますます必要とされていくと思います。

私たちエステティシャンにとって、変化する事とは、何も特別なことではなく、例えば、今よりもっと知識や技術を向上させるために学びを深める事だったり、新しい何かに挑戦する事だったり、日々の些細なことの見直しと向上心を持つ事なのだと思います。

そして向上心に対する思いは、本日のエステティシャンの姿に現れていました。技術、所作、思いやり。その一つひとつが丁寧で、美しく素晴らしいものでした。今日(こんにち)に至るまでには、多くの壁があったと思います。サロン業務を行いながらの練習。見えないプレッシャーを抱えながら取り組み、たくさんの努力をされてきた事と思います。また、本日舞台に立つたくさんのエステティシャンたちの姿から、それぞれのストーリーが垣間見えた気がして、私は、とても勇気をもらいました。たくさんの感動をありがとうございました。

毎年、期の初めに、私たち実行委員に方針書が配られます。そこには、エスグラの価値観や概念が明記されていますが、一番初めに、「エステティシャンが主役」と記されています。2010年の発足以来、変わらない、一番大切な価値観です。

今期もエステティシャンが主役になるような、様々な取り組みを行ってきましたが、今期から来期にかけての取り組みを1つだけご報告します。

日本のエステは、おもてなしの文化を通じ「手で癒し、美と健康」を提供する世界でも唯一のエステティックです。日本のエステティシャンたちが、磨いている手技は、
世界でトップレベルだと言われていますし、お客様に寄り添うおもてなしの姿勢は、海外から大きく評価されています。

今期、そんな日本のエステティックを広め、日本のエステティシャンを世界の舞台に送るべく、エステティックの発祥、本場フランスで行われる世界大会に参加できるよう、交渉を進めてきました。

来年4月、パリで行われる「インターナショナルエステティック&スパコングレ」に本日、グランプリを受賞された( 山口 )さんには、エスグラの代表として、フェイシャル部門に、参加して頂き、素晴らしい技術を披露して頂きたいと思います。渡航費は、エスグラが全面的にサポートさせて頂きます。一緒に、日本のエステを盛り上げていきましょう。

エステティシャンは、お客様一人一人に対応できるよう、お客様から見えないところで、たくさんの努力をしています。

知識や技術の修得を繰り返し行い、常に、これでいいのかと思い悩みながら一生懸命です。お客さまからの「ありがとう」の言葉にエネルギーをもらい、「あなたに担当してもらいたい」その言葉に、心が躍ります。誰しもが、心のなかで美しくありたいと願っています。その願いを叶えていく事がエステティシャンの使命であり、やりがいです。私たちは、自身の手と身体、言葉と心で、お客様と向き合い、対価をもらっています。大変な仕事ではありますが、こんなに素敵な仕事は他にないと思います。エステティシャンという仕事は誇り高き、素晴らしい職業です。

最後になりますが、私はエスグラに関われて、本当に幸せです。私は、エスグラが始まった1年目に、実行委員になり、14年間このボランティア活動をしています。この14年間は私にとって、かけがえのない大切人生の一部になりました。理事長になってからは、あっという間でしたが、本日、その役目が終わります。

理事長をさせて頂いた2年間、全国の実行員の皆さまにはたくさん支えてもらいました。「全ては、エステティシャンを輝かせる為に」どんな時もこの言葉を合言葉に、共に活動してきました。

私の発するつたない言葉や、うまく表現できないこと、分かってもらえないんじゃないかと悩んだ時も、いつも誰かがそばにいて、私にはできない事をしてくれて、一緒に走ってこれたように思います。

皆様の情熱とエステティックへの愛情がなければ今日のエスグラはありませんでした。実行委員の皆様との出会いは、私にとっての「一生の宝もの」になりました。
皆様との出会いに心から感謝いたします。

明日から15期がスタートします。7代目理事長となる日下麻衣にバトンを渡し「共に学び、共に成長し、共に輝く」この大切な理念のもと、「夢や誇りを持ったエステティシャンが日本を美しくする。」このスローガンを胸に、エステティックグランプリはこれからも進化し続けます。

本日お忙しい中ご来場いただいた皆様!エステティンググランプリに関わってくださったすべての皆様に、心から感謝申し上げ、わたくしからの総括とさせていただきます。 本日は、誠にありがとうございました。

概算収支報告

(単位:円)

収入 支出
実行委員会費(177名) 3,956,000円 モニター調査費 4,068,000円
エスグラ会員 会費(262名) 2,887,000円 広告宣伝費
(広報・印刷・ガイドブック・WEB サイトなど)
3,391,000円
エントリー費 11,053,000円 委員会費 2,944,000円
来場チケット
・グランプリファイナル
・エリアファイナル
3,864,000円 会議費
(会議室・理事会交通費・活動費など)
6,037,000円
サポーター協賛
・オフィシャルサポーター
・エリアファイナルサポーター
36,063,000円 大会イベント費
(本大会・エリアファイナル・会場・演出・設営・備品など)
13,879,000円
勉強会参加費 742,000円 勉強会運営費
(会場・講師・備品など)
2,470,000円
物販(テキスト販売) 1,764,000円 運営費
(事務局費・外部委託費・送料・交通費・求人など)
14,804,000円
その他 29,000円 その他
(雑費・慶弔費・手数料・税金・社会保険料・消費税など)
3,621,000円
小計 60,358,000円 小計 51,762,000円
合計 8,596,000円

※余剰金は次回大会へ繰越し

▶ 2023年度(第14期)決算報告書 682KB
▶ 第14回大会開催結果のご報告 293KB

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