IR情報(収支報告)

第12回大会報告(IR)

第12回エステティックグランプリの大会報告をご紹介しております。

第12回大会総括 (5代目理事長 大杉みどり)

第12回エステティックグランプリ総括・・・大会テーマ「NEXT」

本日は第12回エステティックグランプリ、グランプリファイナルへご来場いただき、誠にありがとうございます。
出場されたエステティシャン、モデルの皆様、素晴らしい技術と取り組みを共有して頂き、ありがとうございました。
本日は、3年ぶりに、このように観客の皆様をお迎えして、グランプリファイナルを開催することができました。
お忙しい中、ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

私は、3年前に5代目として理事長に就任いたしました。
理事長に就任した最初の年にコロナ過となり、第10回大会は中止に。
そして、翌年、昨年の第11回大会は、来場者を出場サロン関係者のみに制限しながら行い、大会を開催できることが当たり前ではないことを痛感し、エステティックグランプリの活動や存在意義も考えさせられました。
それでも、「エステティックの灯は消さない」、その思いで、全国の実行委員と活動をしてきました。
こうして本日、皆様にエステティシャンの素晴らしい技術や、取り組み、真剣な眼差しや姿を見ていただくことができ、心より嬉しく思っています。

こうして無事に大会が開催できましたのも、出場を決意してくださったエステティシャンや、サロンの皆様、そしてエステティックグランプリの活動を支えて下さっているサポーター企業様、審査員の先生方、エステティシャンに学びの場を提供してくださっている先生方や業界他団体(ただんだい)様など、多くの方のご支援があってこそです。
エステティックグランプリの活動に賛同し続けていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
この場をお借りして、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

第12回のテーマは「NEXT」としました。
コロナ禍が世の中を変え、変革期を迎える中で、自分達の活動を改めて見つめ直し、「次」のエステティックグランプリを作るのが、今期の大きな目標でした。
私たちがサロンやエステティシャンの皆様に提供すべきことは何なのか考え続け、たどり着いた答えの一つが、今期スタートした「会員制度」です。
「会員制度」の目的は、大会エントリーのサロン様とだけつながる事ではなく、会員様に向けた勉強会や座談会などを開催し、情報や成功事例を共有し、リアルタイムで発信する事で、年間を通じサロンの皆様に、学びを提供し続けることです。
今期、この会員制度の開設に伴い、毎月オンライン勉強会を開催いたしました。
今まで県境を越えなければ勉強会へ参加できなかったり、サロンをお休みしなければ学びにこられなかったエステティシャンや、オーナー様から、沢山のお喜びの声をいただきました。
勉強会は、第一線で活躍するエステティシャンのカウンセリングにはじまり、経営やエステティックにおける法律の知識にいたるまで、サロンワークに活かせる知識を得る事のできる学びの場となっています。
また、他のサロンの事例を共有することで、自サロンだけで完結しない、幅広い発想が生まれます。
エスグラ会員制度は、全国のサロンと横の繋がりを持ち、「共に学び続けるプラットフォーム」として、これからも発展していくと、私は確信しています。

さて、本日、この大会を見て、私は、改めて感じたことがあります。
それは、「エステティックで人生は変わる」ということです。
大袈裟に言っているのではなく、心からそう思いました。
本日、初めてグランプリファイナルで行われたボディ結果出し部門では、生活や人生が変わったと言われるモデルの方々、そして、それをたくさんのエネルギーと愛情で支え続けたエステティシャンの皆様の姿を拝見し、お客様とサロンが二人三脚で歩むその絆に感動しました。

私も、エステティックに出会い人生が変わった一人です。
私は20歳になる前、学生時代にひどい肌荒れを経験しました。
顔中が真っ赤に腫れ上がり、家の外に一歩も出たくない、こんな顔じゃもうおしまいだと半年近く引き籠っていました。

そんな時、私はエステティックに出会いました。
サロンに通い、定期的にお手入れをしてもらい、カウンセリングを受け、自分に合った化粧品を選んでもらいました。
みるみるうちに肌が生まれ変わり、人は美しさでこんなにも人生を左右してしまうんだと実感しました。この出来事がきっかけとなり、私のように悩んでいる人を一人でも救いたい。
そんな思いで、私はエステティシャンの道を志しました。

エステティシャンとしての現場にたった20年間は、辛いこともたくさんありましたが、とても幸せな時間でした。
沢山のお客様が、キレイになることで前向きになり、表情が変わり、ファッションが変わり、人生が輝いていきました。
エステティックで人生が変わったのは、私だけではありませんでした。
私は、この素晴らしいこの仕事を心から愛しています。

エステティックの素晴らしさを、次の時代に残したい。
これからその想いを語らせてください。
皆様、本日ステージに立ったエステティシャンたちの手技や所作をご覧いただけましたでしょうか?
エステティックの奥深さ、エステティックそのものが持つ美意識。諸先輩方が築いてきた、エステティックの歴史と伝統がここにあります。

例え、ターバンの巻き方やタオル捌きが美しいからといって、お金が儲かるわけではありません。しかし、そこには私たちエステティシャンが追い求めている真の美の姿があります。

フランス語でいうエステティックの語源は、「美意識」であると言われています。
お客様を美しくして差しあげる。そしてお客様を担当する、私たちエステティシャン自身も美しい手技、美しい所作であること。
毎日、小さな事でも向上しようと、ひたむきな美しい心であること。
そんな一つ一つの美意識が、私たちが引き継いできたエステティックの在り方だと思います。

世間では、表面的な美を取り扱う仕事に思われがちな職業ですが、エステティックの仕事はそんなに浅い仕事だと思っていません。
技術はどこまでも奥が深く、お客様との絆作りは何よりのやりがいがあります。そして、お客様から頂く「ありがとう」の言葉に、私たちの心は震えます。

エステティックは、楽な仕事ではありません。
甘い仕事でもないと思います。
エステティックは、魂をかけるに値する誇り高き、素晴らしい職業です。
次の時代に、この本物のエステティックを残したい。
それは、エステティックを受け継いできた私たちの責務です。

今日、ご覧いただいた挑戦するエステティシャンたちの姿を見て、何か少しでも感じるものがあったのであれば、是非あなたにも、エステティックの奥深さにチャレンジしてほしいと思っています。
本物のエステティックの仕事の価値を、私たちと共に、この舞台で証明していきましょう。

ここで、私事ではありますが、少し母の話をさせてください。
私が小学生の頃、母は長野でエステティックサロンを開業しました。
仕事仕事でほとんど家にいない位、毎日働く母を、私は理解できませんでした。
子供心に、「エステティシャンだけには絶対にならない」そう決めていました。
そんな私が、東京に上京し、一人暮らしを始め、肌荒れに苦しんでいる時、「エステティックサロンに行ってみなさい」と進めてくれたのが母でした。
エステティックに出逢わせてくれた母に、この場を借りてお礼を言わせてください。

「お母さんがずっと夢中になっていたエステティシャンという仕事は、本当に素晴らしい仕事でした。私をエステティックに出会わせてくれて、ありがとう」

最後になりますが、本日をもって、私は理事長の任期を終えます。
エステティックの伝統を支え、業界を牽引してきてくださった諸先輩方に、心からの敬意と感謝を申し上げます。
個人の利益を超えて、エステティックを愛する方たちが集結し、力を注いでこなければ、今日こうして素晴らしいエステティックは残っていなかったであろうと思います。

そして、3年間支えていただき、共に活動してくださった全国の実行委員の皆さまに心より感謝申し上げます。
皆さんがいなければ、皆様の高い志と熱い想いがなければ、この大会もエスグラもありません。
皆さまとの出会いは、私の大切な財産になりました。そして、共にこの活動ができことは私の誇りです。

明日からは13期がスタートします。
6代目の理事長となる、遠藤友子にバトンを渡し、 「共に学び、共に成長し、共に輝く」
この大切な理念を元に、
夢や誇りを持ったエステティシャンが日本を美しくする
この変わらない、大切なスローガンを胸に、エステティックグランプリはこれからも進化し続けます。

本日、お忙しい中この会場に足を運んでくださった皆様、エステティックグランプリに関わってくださったすべての皆様に心からの感謝を込めて、本日は、本当にありがとうございました。

概算収支報告

(単位:円)

収入 支出
実行委員会費(165名) 2,810,364円 モニター調査費 3,491,400円
エスグラ会員 会費(193名) 1,897,087円 広告宣伝費
(広報・印刷・ガイドブック・WEB サイトなど)
4,554,946円
エントリー費 10,578,840円 委員会費 1,702,944円
来場チケット
・グランプリファイナル
・エリアファイナル
2,782,214円 会議費
(会議室・理事会交通費・活動費など)
4,213,931円
サポーター協賛
・オフィシャルサポーター
・エリアファイナルサポーター
30,920,680円 大会イベント費
(本大会・エリアファイナル・会場・演出・設営・備品など)
11,867,074円
勉強会参加費 985,532円 勉強会運営費
(会場・講師・備品など)
1,042,422円
物販(テキスト販売) 636,690円 運営費
(事務局費・外部委託費・送料・交通費など)
15,041,501円
その他 852,548円 その他
(雑費・慶弔費・手数料・税金・社会保険料など)
2,405,996円
小計 51,463,955円 小計 44,320,214円
合計 7,143,741円

※余剰金は次回大会へ繰越し

▶ 2021年度(第12期)決算報告書 682KB
▶ 第12回大会開催結果のご報告 293KB

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